Tokyo9Ball。
  去年、初めてプロという人間 及び プロの生試合(しかも、世界の名だたる人)を見て
  感激し毎年の行事にしようと心に決めていた。
  しかも、今年は品川そして休日であった為、有休も必要としない最高のコンディション。

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   去年は平日に開催されたので、各カスタムメーカーや選手に不評であったらしい。
   (そりゃそうだ、観客が少ないんだから。)
   でも、おいらから言わせれば空いてて良かったんだけどな。。
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  でも、チケット買うの面倒とか忙しいってのもあって直前まで悩んでいた。
  結果、中止と決定した筈であった。。。

  そう思ってた矢先、pmanから予想だにしない告白が!!

  「良かったら一緒に行かない?」

  こ・こ・これは、デートの誘い。。。。。

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   一瞬 「勝負パンツで行った方が良いのかな?」、「久しぶりのデートだな
   なんて思ったり思わなかったり
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  どうも、pman's wifeに「長い試合なら見たくな〜い。1試合だと思ってた。」と
  言われたらしくチケットが余ったとのコト。
  つまり・・・1日pman' wife!もう、大変でしたよ。
  あの人ったらぁ。。あんなコト・・こんなコト・・・・・・

  とまぁ、棚からぼた餅状態で

  今年も見て参りました。Tokyo 9Ball!



  今年から、IBC が年間王者を決めるWorld Tourを開催し その第5戦として
  今回のTokyo9Ballを位置づけていた。

  勿論、名誉ある初年度のIBC王者になる為には、各プレーヤーも必死になって優勝を狙う筈!

  今年は、どんな凄い選手がどんな未知数の選手が来るのかも注目であった。

  と同時に高額賞金試合でも有名な訳です。

  Tokyo 9Ballといえば、賞金総額\100,000,000(優勝¥20,000,000)

  去年もそれを聞いてビックラこいたが 今年もビックリ!!

  今年はなんと!!!


  賞金総額$100,000(優勝$10,000)

  ん・・・・それって日本円で幾ら???

  2002年11月時点で、1ドルは約120円・・・・・・・・換算すると

  賞金総額 \12,000,000(優勝\1,200,000)!

  ごめん、桁間違ってる?

  え〜〜〜っと、いち じゅう ひゃく せん まん・・・・・合ってるよね。

  どひぇ!w(☆0◎)w

  なんじゃい!その賞金は!!随分、スケールダウンやな。
  賞金総額が、前年度の優勝金額より低いやんけ!
  前年比10%カットじゃなく10%程度しか出ないなんて・・・
  JPBAからJBCへと移籍した人達の立場はよ!

  そりゃ、コーリーやストリックランドも来ないわな。(それが理由だか分からないが)

  おいらが貰える訳じゃ無いから、いっか。。

  JBCはJPBAよりも努力を感じるから今後に期待しよう。

  主なエントリー(予選突破)は、アジア勢とドイツが多かった。
  ドイツはともかくアジア勢は旅費も大して掛からないし、賞金が下がっても
  決して悪くは無いから参加するのかな。。
  でも、IBCのWorld Tour 第5戦でもあるし、もっと有名どころが出ても良いと思うが。
  やはり、旅費と賞金の兼ね合いかな。


  また賞金以外にも変更点がありました。
  対戦フォーマット変更により、一層レベルの高い試合に期待がかかります。
  通常のメジャーな9先とかと違い、6game先取りで1set それを2set先取りとなります。
  つまり、スコ勝ちでも12game取らねばならない訳です。逆に最高で36gameもしなければ
  ならないので、今まで以上に厳しい戦いになることでしょう。
  しかも、6-5などという1gameの差は無くし、必ず2game以上の差を付けなければなりません。
  (つまり、7-5もありうる。)
  但し、6-6になると今年からIBCで採用される事となったタイブレイク(Tie Break)方式
  いうものが採用され、勝者がセットを取ることが出来る。詳細は、後ほど。


  今回は決勝日(Best8〜)に観戦。


  勿論、決勝日なので去年と違い多くの選手が見られないのは分かっていたんで
  訳分からない選手が出てたらどうしよう・・・と不安一杯での会場入り。

  我らの前に会場入りする人、その後ろ姿・・・・見たことある。。
  おぉ、M.Immonen(イモネン)だ!すらっとした細身の体。。。素敵。。

  俺もあんな体型ならA級になっていただろうなど思いながらの会場入り。

  そこは直ぐにEXPO会場。
                
  会場と言っても、去年の1/4くらいの大きさしか無い上にカスタムメーカーや
  ショップ関係も凄く少なかった。これで、EXPO?ってな感じ。
  正直、ガックリしました。


             

  ついた途端に、EXPO会場に唯一置いてある1台のテーブルで
  M.Manalo(マナロ)が練習を行っていた。

  イモネン−マナロの練習風景を観覧。
    
  そこに、E.Reyes(レイズ)F.Bustamante(ブスタマンテ)らフィリピン軍団の登場!!
  会場の注目を浴びる。

  さて、Best8の試合が始まるので会場入りした。

       

  我らの席は、ソコソコ真ん中よりの結構良い位置。

  目の前では、M.Immonen(イモネン) vs T.Hohmann(ホーマン)

  その奥で、R.Souquet(スーケット) vs M.Manalo(マナロ)

  左側では、E.Reyes(レイズ) vs L.Hung(ファン)

  右側では、F.Bustamante(ブスタマンテ) vs S.Santl(サントル)

  どれも見たくて困ってしまう。。

  中途半端にみた感じでの感想。


  M.Immonen(イモネン) vs T.Hohmann(ホーマン)
      すぐ目の前なんで、一番見ていた試合。イモネンは、勿論有名なんで言うまでもありません。
      対する、ホーマンは名前は聞いたことあるが見た記憶は無い。
      第一印象は、「ムキムキマン」!
      ピチTっぽい服で、腕は凄く太い。構えに入ると、服が裂けそうなくらいに張る。
      試合よりもソッチが気になってしまった。(^^;
      対するイモネンは調子が悪いのか、おいらと同様にピチTが気になっているのか
    最初はボロボロ。    えっ、そんなの外すの?ってな感じでした。  が、さすが世界チャンプ。
      追い込み型らしく後半盛り返し、終わってみれば圧勝。 さすが!

         

  R.Souquet(スーケット) vs M.Manalo(マナロ)
      スーケットの圧勝だろうと思って見ていたら、マナロ強い強い。
    1set目は取るも2set目にスーケット、スコ負けリーチ!スコ負けこそ逃れたものの
    マナロぶっちぎりで2set目を奪取。
     しかし、スーケット土壇場での底力はさすがに凄い。3set目はぶっちぎり勝利。

         


  E.Reyes(レイズ) vs L.Hung(ファン)
      レイズの圧倒的強さしか目立たない試合でした。
      レイズ、殆どノータイムでのマスワリ連発!
      隣の台でイモネンがセイフティを考えたり、1〜2個落とす間に終わっている・・
      すげぇ、すげぇよ。あんた、正真正銘のスーパースターさ
    対するファン、可哀相なくらい、何も出来なかった
    勿論、ここまで勝ち上がってきたんだから強いのは分かる。
    でも、この試合に限っては上手い下手の問題じゃなく、そして流れでも無く
    相手が神だった・・・だけの事。

       

  F.Bustamante(ブスタマンテ) vs S.Santl(サントル)
      ちょっと、遠くて見ることが殆ど出来なかった。
      見れたのは、相変わらずのブスタマンテのパワーブレイク。
      全然、不安を感じさせずに勝っていた。
    対するサントル、何も見ていない・・・・・・


        

  試合を見てて一番感じたのは、ラックについて。

  今回は審判によるラック。立ちが悪かったのか時間が掛かっているコトが多かった。
  それで、試合時間がかなり延びたと思われる。

  また、選手によっても全然違うね。
  大抵の選手は、ラックに近づきキチンと組まれているかチェックしている。
  そして、凄いのはレイズ
  ラックを組んでいる最中、じっとせずにキョロキョロ もしくは フィリピン軍団と話し込み、
  組み終わるとチェックもせずに、さっさとブレイク!
  そして、サクサク取り切る。あんた、何者だい!(多分、神)と突っ込みたくなるくらい圧巻でした。
  続いて、Best4
  結果論から言えば、順当な4人が残った。レイズには連覇もかかっている。


  F.Bustamante(ブスタマンテ) vs E.Reyes(レイズ)
    大注目の試合!フィリピン頂上対決です!
    TVも入り会場の大半は、この試合に注目。
    お互い一歩も引かず、フルセット。僅差でブスタマンテの勝ち。
    ブスタマンテ勝利への気迫が勝って勝利した感じ。
    本来であれば、おいら自身も燃える試合だったのにイマイチ乗り気で見られなかった
    気持ち、ブスタマンテ頑張って!と応援してた程度。
    試合以外のレイズも気にくわないし(後に説明)、この準決勝の運営に不満だった!
    フィリピン対決には、TVも入り会場の2/3を使用、しかもラウンドガールも居る!
    盛り上る(盛り上る)気持ちも分かるが、あまりにも もう1つの準決勝と差がありすぎる。
    イモネンスーケットが可哀相と思った。

           



  M.Immonen(イモネン) vs R.Souquet(スーケット)
    フィリピン対決に勝るとも劣らない、これも凄い2人の試合。
    なのに・・・フィリピン対決のお陰で隅に追いやられている。。

    この試合、二人ともラックに敏感だった。
    下の写真を見ても分かるけど、普通の隙間以外にも縦横の配置
    (キチンと真っ直ぐに立っているのか)も厳しく見ていた
    チェックして直させた後にエースが出たりしたので、より敏感に!
    シビアな試合は、ここまでやるのか!と関心と共に審判は腰痛いだろうな・・と感じた。
    でも、1球1球に対する真剣さが桁違いに感じられ、ビリヤードって凄げぇ
    あんたら、すげえ奴らだよ。と二人の大ファンになっちまいました。

           



  そして、遂に決勝!

  F.Bustamante(ブスタマンテ) vs R.Souquet(スーケット)
    見ごたえのある試合!
    基本的にブスタマンテのファンであるおいらは、勿論ブスタマンテの応援!かと
    思いきや、スーケットの人柄そして、Toto ratchoでの回答によって
    スーケットの応援をしてました。(^^  がんばれ〜スーケット!!!
    (ちなみに回答は「ブスタマンテ」でしたが、当たってもみんなが当たるんで意味が無かった。
     pmanも同じ気持ち。(^^ )

    1set目、ブスタマンテは4gameものリードを広げるがスーケットの会心のジャンプショットが
    決まった瞬間、流れが変わった。 スーケット、一気にマクリあげ6-6のイーブン。
  
           

    これにより、本日初のタイブレイク(Tie break)に突入!

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    タイブレイクとは、下写真のような配置
    (手玉:ブレイクエリア内フリー、的球:フットから短クッション側に1ポイントの位置)
    におき、交互にポケットしていく。最初に撞くのは、そのセットで最初にブレイクしたプレーヤー
    (今回はスーケット)が行います。
 
           

    先ず、スーケットが1回目を行う。その後ブスタマンテが2回連続で行い、
    再びスーケットが2回連続行う。
    入れれば(勿論、手玉のスクラッチはファウル)自分に1ポイント、外せば相手に1ポイント入り
    7先で決着がつく。
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    お互い、フルセットまでいって負けられない。が・・・スーケット、2回も外しブスタマンテの勝ち。
    折角出来た流れをモノに出来なかった。
    応援してたのにぃぃ(T^T)

    2set目は、先ほどの流れをそのまま引き継ぎブスタマンテが問題なく勝利し、
    2002年 Tokyo9Ballの覇者となった。

    でも、スーケットIBC World Tourの第1回総合優勝者になった。
    やったね!
         
  とまぁ、試合自体のレポート(って程じゃ無いが)は終了!


  去年は、11:00〜21:00まで10時間会場に居ましたが
  今年は、9:00〜20:00迄と11時間も居たアホです。来年は、12時間かな・・・・・

  「俺は、ミーハーじゃねぇ!」と、
  芸能人に会おうがサインもねだらないダンディで素敵なおいら。
  なぁんてイメージで今まで生き続けてきました。

  しかし、それも終わり。今回は、サインおねだり、写真おねだり

  めちゃくちゃミーハーして来ました。(^^;

  ミーハーって楽しいかも。。。。。

  中でもスーケット・イモネンは凄く良い感じの人でした。
  笑顔で写真・サインに応じてくれる。

  スーケット・ホーマン・サントルのドイツ3人衆は、めちゃ明るい。
  この3人、サイコー!サインを頼むと、
  先ず、ホーマンえっ、俺なんかのサインで良いの?」ってな感じでニコニコしながら書いてくれた。
  ホント、嬉しそう。(^^
  それが終わると、サントルが「俺も、俺も!えっと、次・・俺だよね!」ってな感じで
  これまた嬉しそうにサインをしてくれた。
  あそこまで、ニコニコしてくれるとサインを頼んで良かった。と自分までもが気分良くなるもんなんだね。

  M.Massey(マッセイ)、この親父も最高に楽しい人だった。
  写真を頼めば、自分から肩を抱いてきてニッコニコ
  おいらも肩に手を回そうとしたが、と・・と・・・届かない。。。
  では、腰にしよう。またもや、、、と・・と・・・届かない。。。
  デカイっす。縦にも横にもデカイっす!ちなみに、おいらは身長177cmです。

  そして、フィリピン軍団。
  普段からニコニコしてファンを大切にすることで有名な人レイズ
  しか〜し、今回のレイズは・・・・・・・・・・・
     最悪!

  会場でも試合でも、笑顔を見たのは2回くらいかな。
  特に、会場ではまったく笑顔なし!
  近寄り難い雰囲気を、かもしだしている。サインを貰ったが、終始ムスッ!
  そんなにムスッ!とするなら要らねぇよ!って言いたくなるような態度。(実際には言えないが。。。(^^; )
  周りからも「すっげぇ、レイズ不機嫌・・・・怖えぇぇ」って声。
  サインを貰ってきた人も「怖かった・・」
  写真を撮ってもらう人を見てたら、レイズは銅像状態

  カメラの方は向かない、笑顔も無いとっととしろよ面倒臭い!ってな顔

  も〜見るに絶えない。

  さすがに、そんなレイズとは写真を撮りたいとも思わなかった。
  もちろん、応援する気も無くなった。

  決して、ブスタマンテ戦に負けたからでは無い。最初から、不機嫌でした。

  ブスタマンテ
  彼は、レイズ程不機嫌では無いが
  カメラの方を見るだけ・・・・ドイツ3人衆のような明るさ、ファンサービスも無い。
  レイズよりは良いけど。

  みんなにサインをねだられ大変なのは分かる。
  でも、ファンがあってのプロなんだから。
  それも仕事の一環だと思ってプロをやって欲しい と思う。

  スーケット・イモネン・サントル・ムキムキマンおっと、違ったホーマン
  を見習いなさい!!

  なんにせよ、ドイツ3人衆のお陰で非常に気分良く帰路につくことが出来ました。
   これからも、頑張ってね!3人衆。ヾ(^-^ )
  どう?このミーハーっぷり。
  もっと愛想良く!
F.Bustamante
良い笑顔だよね!
R.Souquet
  爽やかぁ
M.Immonen
この人、絶対に純情
S.Santl

通称 ムキムキマン
T.Hohmann

真ん中までおいらを
引き入れてくれた優しい
R.Souquet

ドイツ3人衆と。
  でかいっす
M.Massey

右はpman
れいず
kagif
撮る気も無かった。
  誤解
   先日、JBCの方とメールでやり取りを行いました。
   そこで、一つだけ「誤解を解いて置きたくて。」ということで皆さんに連絡致します。
   以下、メール文


   -------------------------------
    賞金額のことです。
    誤解をされている私たちがいけないのですけど、
    IBCではIBCが行う年間のビリヤードにおける費用を1億円と設定して頑張っているのです。
    つまり、1年の予算が1億円なのです。
    (もちろん、この予算を増やすべく、頑張っているのですけど)
    だから、立ち上げの年、つまり2001年はIBCの試合としては
    東京9ボール1回だけだったので、1億円となったのです。
    2002年は年間で5回(南紀、ドイツ、オランダアメリカ、東京)と行っているので、
    それぞれに分担すると、2000万円x5(ホントはこんな単純な計算ではないのですけど・・)
    ということなのですよ。
    IBCは世界のビリヤードプレイヤーのために、各地で沢山試合ができることを目標にしてます。
    JBCはその日本でする試合をお手伝いできたらと思っているのです。
    もちろん、これからスポンサー獲得の為に走り回っている営業マンがもっと、もっと、
    スポンサーをゲットしてきてくれたら、各試合の賞金は上がっていくでしょう。
    決してスケールダウンしたわけではないのです。
    長々と書いてしまいましたがご理解いただけると嬉しいなと思って書きました。


2003.1.13追記